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台風21号に関連する対策について(10月21日18:30)

2017年10月21日 土曜日

既に報道されております通り、台風21号は18:00現在南大東島の南南東約330kmに中心があって、北北東へ時速30kmで進んでいます。
超大型の台風ですので、平均風速15m/secの領域(強風域)が台風の中心から800km以上あり、このことは台風がまだ比較的離れた位置にあっても強い風が吹き始めることを意味しています。

平均風速15m/secとは、どのくらいの強さの風か→
風に向かって歩けない。転倒する人も出る。高所での作業は極めて危険。
電線が鳴り始める。立て付けの悪い看板やトタン板が外れ始める。
と、されています。

800kmの距離は、小牧を中心にするとどの辺りになるか→
南西方向だと、屋久島(鹿児島県)が小牧より800kmの位置。したがって、台風の中心がそのくらいのところに達する時には既に小牧では平均的に強い風が吹いていることになります。

➡︎小牧と台風の中心が800kmの距離に近づくのは、明日10/22(日)正午過ぎと考えられます。それ以降は、平均風速15m/secの風による影響が出るようになります。

明日までに、動物たちへの台風への備へとして、以下の点に注意してみてください。

屋外飼育のワンちゃん
横殴りの雨が降った場合に十分に濡れないところで管理できているか。
逃げ出してしまわないように、首輪やリードに破損個所がないか。
首輪がすっぽ抜けたりしないように適切に取り付けてあるか。
飼育舎に破損個所がないか。
飼育舎に雨水が流れ込んで浸水しないか。

屋内飼育のワンちゃん
うっかり外へ出てしまわないか、外へつながるドア、引き戸は確実にしまっているか。
雷や雨風の音に、緊張し続けないように、できるだけ静かな場所があるか。
排便排尿をお散歩の時にしかしないワンちゃんのために、室内にトイレが用意できているか。
雷や風雨が引き金になって、発作を起こしてしまうワンちゃんは、その対策のためにお薬を処方する場
合がありますが、そのお薬は十分足りているか。

室内飼育のトリさん
雨水が入り込まないような場所にケージを置いていないか。
ペットヒーターなど、電気を使用している場合、停電に対しての対策、他の熱源(使い捨てカイロ、
お湯を入れたペットボトルなど)が必要に応じて使用できるか。
パニックを起こしやすいトリさんは、静かな場所にケージを置いているか。

その他、3日程度のエサ、飲み水、治療中の動物であれば、内服薬、処方食があるか。

当院は、24日(火曜日)まで、通常診療しています。ただし、来院される場合は、診察時間内に到着していただくよう、時間に余裕を持ってお出かけください。

来院される際の注意事項。決して、歩行、自転車ではいらっしゃらないようにしてください。お車でいらっしゃる方は、途中にアンダーパスとなる道路(鉄道などをくぐるように道路が通常の地表面より掘り下げて作られている道路)がある場合は、その道を通らなくてもいいような迂回路も事前に見つけておいてください。
道路状況により通行止となる場合があります。特に遠路より重症な状態の動物をお連れいただく場合、時間に余裕とともに、保温ができる状況でお連れください。あえて明日明後日で来院しなくてはならない状態かを、お出かけ前にお考えください。できるかぎり、お一人での来院でなく、2名でお越しください。途中の降雨状況をこまめにチェックしてください。オススメは
気象庁が公開している、高解像度降水ナウキャスト、というページです。あらかじめどのように使用するかを確認して下しあ。モバイル用にスマホ、タブレットに対応しています。
https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
です。

刻々と台風情報は更新されます。常に最新の情報を確認してください。