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台風21号への準備は大丈夫でしょうか?

2018年9月3日 月曜日


いよいよ台風21号が明日正午頃に近畿地方に上陸する見込みです。
小牧市を含む東海地方も、暴風域に入ります。

予想では台風は速度を速めて上陸するようです。その予想から、どんな感じで天気は変わっていくかというと、東寄りの風が明日の午前中から一気に南よりに変わり強まって、雨を伴って西風に変わっていくと思います。この変化が速いです。風が強くなりだしたら避難では遅いです。ひどい嵐は短時間かもしれませんが、一気に通過するのでそれまでの間に準備しておかなくてはなりません。風で飛ばされそうなものは風の影響を受けない場所に移動してください。滅多に動かないものに紐などでしっかり固定するのも良いでしょう。ご自宅周辺の側溝に落ち葉や泥が詰まってませんか?屋外で飼育しているワンちゃんは、暴風雨を避けられる場所に避難させましょう。また、鎖やリード、首輪は切れやすくなってませんか?雨風の音で驚いて、脱走してしまうワンちゃんが時々います。まずはしっかり安全な場所に係留しましょう。万が一、脱走してしまった時のことを想定して、首輪などに迷子札をつけましょう。
風雨の音などでパニックを起こすワンちゃんや小鳥がいます。家屋の奥まった場所に避難させてください。小鳥はパニックを起こして飼育ケージ内で暴れると、時に翼をケージの格子に挟んでしまうことがあり、骨折してしまうこともあります。一時的にプラスチック製の衣装ケースのような、あるいは大きめのプラスティック製の飼育かごに避難させるのも良いかと思います。

気象状況は今後もどんどん変化します。最新の気象情報は信頼できる気象庁からの情報を利用しましょう。

台風に関しての詳細を掲示してみます。参考になさってください。
暴風域とは平均風速が25m/sec以上の風が吹いているか、地形の影響がないところで吹く可能性のある領域です。
風速25m/secの風とは、時速に換算すれば、90km/hrです。90km/hrで走ってる自動車の天井に立っている時にあたる風の勢いと同じです。どのくらいひどい風の勢いかわかりますよね。もちろん、地形の影響、つまり山や建物などの影響で陸地では減速しますが、それにしてもまともに立って歩くことはできないでしょう。つい先日の午後、小牧市内でひどいにわか雨がありました。その時、突風も吹いていましたが、あのくらいの風が吹き荒れるのです。
この図は18時に気象庁が発表した台風の経路図です。台風は今後、70%の確率で白い直線で囲まれた領域を進みます。その外側の赤い線で囲まれた領域が暴風警戒域と言って、台風が今後、白い直線の領域内を進んだとした場合、暴風域に入る可能性のある領域を示しています。白い直線で挟まれた領域は幅がありますから、その東よりを通るのか、西よりを通るのかで、東海地方が暴風域に入るかどうかに若干の差があるようです。台風が白い直線で囲まれた領域の一番西側を通る(高知県に上陸し徳島県を通過、瀬戸内海を渡って、岡山市で再上陸、鳥取市から日本海へ抜けるコース)とすると、暴風域の東縁は琵琶湖あたりになり、ギリギリ東海地方は暴風域に入ることはないかもしれません。しかし、防災上の準備においては、そのような違いで、準備に差をもたせてはいけません。予報経路図の黄色い円は暴風域の外側にあり、強風域と言って、平均風速15m/sec以上の風が吹いているか、地形の影響がなければ吹く可能性のある領域です。暴風域よりは弱い風かもしれませんが、それでも時速に換算すると時速54km/hrです。かなり激しい風が吹いていることになります。その強風域は現在の予報では東海地方は今後すっぽり収まってしまいます。
また、台風の進行速度が速まっていくと予想されていますが、本日18時が✖︎のところです。12時間ごとに白点が打ってあって、そこを中心とする円が点線で示されていて、これをこの時間の予報円と言います。その白点同士をたどってみてください。同じ12時間間隔ですが、だんだんと間隔が広がってますね。12時間で進む距離が長くなっている。つまり、速度は速まっているわけです。
これらの予想から、どんな感じで天気は変わっていくかというと、東寄りの風が明日の午前中から一気に南よりに変わり強まって、雨を伴って西風に変わっていくと思います。この変化が速いです。風が強くなりだしたら避難では遅いです。ひどい嵐は短時間かもしれませんが、一気に通過するのでそれまでの間に準備しておかなくてはなりません。