実習生がんばる!
2019年1月20日 日曜日
皆さんこんにちは!今週は院長がブログ書き込み担当です。
名古屋動物専門学校の学生さんが、実習に来ていました。動物看護師さんのたまごです。
実は、今回の実習生は、ハーモニー動物病院を利用している飼い主さんでした!飼い主さん目線と獣医療目線との違いに驚いていたのではないでしょうか?
わずか4日間ですが、動物病院の内側をしっかり見学できたことと思います。
まず、初っ端は病院に入ると、当院の看板犬のドーベルマンのIon(イオン)に猛烈におもてなしされます。そして、朝のミーティングで自己紹介。まず、何が何だかわからない状態だと思いますので、現役動物看護師さんにピッタリついてもらって、指導を受けます。お姉さん動物看護師さんの優しい?指導で、次第に緊張も解けてくるでしょう。
そして、外来診療開始。多分、秒読みのカウントダウンで午前9:00きっかりに病院を開けるのを見ると、びっくりしたかと思います。午前の外来開始時間午前9時と午後の外来開始時間午後5時の1日2回、時間に心を合わせ、そしてスタッフ同士の心を合わせる、気持ちを引き締めるためにカウントダウンを行っています。
そして、外来の診療では受付の様子から診察の補助をする動物看護師や薬剤を調合する動物看護師、入院動物のお世話をする動物看護師、各種検査をする動物看護師、会計をしてお見送りする動物看護師など、様々なことを行っている動物看護師の姿に驚いたことかと思います。
午後2時からは手術の見学。様々なモニター類から出る音から、今、麻酔下にある動物がどんな状態なのかを動物看護師は読み取ります。定期的にモニターからのバイタルサインを声に出して伝えます。「心拍168、血圧140-95、SPO2 99 呼吸数20。。。。」同時に手も止まってません。点滴の確認、ヒーターの作動状態、術中の体温維持のための湯たんぽを用意したり、実際に手に触れ、目で見、五感を使って手術の補助を行っていることがわかったかと思います。
午後の外来が終わっても、入院動物のケア、院内清掃などの作業があります。実習生にもお手伝いしてもらいました。
そして、夜のミーティング。単なる事務上のミーティングではありません。今日、いらした飼い主さんが連れてきた動物たちが、一体、どんな状態で、どんな診断をして、処置をしたか、担当獣医師が簡単に報告します。これを聞くだけでも実習生には勉強になったかと思います。「〇〇さんの△△ちゃん、3歳、メス、食欲元気なしで来院。検便でAGY(+)、体重が前回よりも減少していて、キールスコアで2。皮下補液と内服では抗真菌薬と代謝を高める目的の内服薬を処方。次回は3日後 午後に来院予定。」。。。緊張が緩むと寝てしまいそうです。
こうして、ようやく帰宅です。実習ご苦労様でした。
これからも、ハーモニー動物病院では動物看護師さんのたまごたちの実習を受け入れて行きます。見かけない女の子がいたら、それは実習生かもしれません。是非、皆さんからも、実習生への励ましのエールを送っていただけると嬉しいです。