ブログ - ハーモニー通信

ワンちゃんのしつけについて、考えてみよう!

2008年4月6日 日曜日

ワンちゃんのしつけ、とっても大切なことなんですが、飼主のみなさん、悩んでいらっしゃいませんか?諦めていませんか?関心ありませんか?
これからシリーズで考えていく場を設けてみました。
シリーズの第一弾として、「しつけ」の必要性ということを考えてみたいと思います。
このシリーズは飼主さんと一緒に考えるシリーズです。もし、御覧になられて、「ここのところがよくわからない」とか「ホントは○○じゃないの?」などと言った、飼主さんのお考えも取り上げていきたいと思います。わからないことや思いついたことがありましたら、当院スタッフにお話し下さい。私たちも、日々の臨床を通して、こんなことを飼主さんは工夫しているんだな、とか、飼主さんはこんなことで悩んでいるけれど、他の飼主さんはどうなんだろう?といったことを載せてゆきたいと思います。
                                                   
では、早速、今回の本題『しつけの必要性』を考えてゆきましょう。
                                                   
*どうして、しつけが必要なの?*
                                                   
まず…
ペットと暮らしていく上で以下の3つについて考えてみて下さい。
                                                   
1、飼い主さん自身がペットとの生活を楽しんでいますか?
2、ペットは今の生活を幸せだと思っていると思いますか?
3、周囲に迷惑はかけていませんか?
                                                   
この3つの質問はペットと暮らしていく上で、飼い主さん全員に
“YES”と答えてもらいたい、そして守ってほしいルールです。
さて…
この3つのルールを守るためにさらに3つ考えてみましょう。
                                                   
1、どうしてそのコを家族に選びましたか?
   家族に迎え入れたのなら、そのコ本来の気質を理解しましょう。
   本来、私達人間の社会での家族には、環境に合わせて家族を選ぶと
   いうことはあまりありません。ところが、動物を家族の一員として受け
   入れる時には、しっかりと選ぶ必要があるのです。
   動物を家族として受け入れる時、私達は新しい家族を「選ばなくてはならない」
   のです。
   この「家族選び」(とでも言えば良いのでしょうか)をおろそかにしてしまうと、
    例えば、
     十分に活発な運動が必要な大型犬が、飼主さんの仕事の忙しさから
     ひとりぼっちの時間が長過ぎてしまい、部屋の中の家具や壁を噛み
     荒らしたり、排せつをトイレ以外でしてしまう。
    と言ったような「問題行動」を起こしてしまうことがあります。
    この場合、家族を選ぶ際に、飼主さんの仕事の忙しさということを
    よく考慮しなかったことが誘因になっていると思われます。
                                                   
2、ペットのニーズを満たしていますか?
    ニーズとは  
    ペットのほしがる物やことだけではなく、
    ペットの健全な生長を考慮して必要なもの全てです。
     例えば、
        バランスの取れた食事
        安心して眠れる場所
        メディカルケア
        適度な運動
        本能を満足させる遊びやおもちゃ
        社会的刺激のある豊かな環境
     などが挙げられるでしょう。
                                                   
3、信頼関係は築けていますか?
    共に暮らしていくためにはお互いにルールが必要です。
     「これはしてあげなくてはならない。これはしてはいけない。」
     を考え、飼主がリードしてあげると同時に、
     それ以外のことはペット達の自由にさせることで、信頼関係は築くことがで
     きると思います。
   ところが、お互いのルールは、勝手に決めるわけにはいきませんし、
   一朝一夕には憶えることもの困難です。
                                                   
そこで「しつけ」が必要になるのです。
                                                   
                                                   

                                                   
                                                   
                                                   
次回へ続きます。